ツインジェット電解研磨装置 Model110

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E.A. Fischione Instruments社製
ツインジェット電解研磨装置 Model110

ツインジェット電解研磨装置 Model110

電解研磨装置本体(モデル110)にアナログ電源(モデル120)またはデジタル電源(モデル140)を接続して使用します。

特徴

  • ツインジェット方式により、試料の両面を同時に研磨
  • 数分間で電子透過試料を作成
  • アーチファクトのない試料を作成
  • 電解研磨または化学エッチングが可能
  • 各種パラメータの調整が簡単
  • 電解液への耐腐食の高いサンプルセル
  • 高精度の自動研磨終了システム
  • アラームによる研磨終了通知

モデル110 ツインジェット電解研磨装置(本体)

モデル110は、電解液ポンプ、モーター、ジェット噴射装置、試料ホルダー、光学機構(光源、ファイバー、フォトセル)から構成されております。光源から出た光は、ファイバーを経由してホルダー内にセットされた試料に照射されます。試料に穴があくと光が試料を透過して対面にあるフォトセル検出器で検出され、アラーム及びランプにより研磨終了が通知されます。
2つのジェット噴射機構で均等で安定した電解液の流れが作られますので、試料の両面を同時に薄膜化及び研磨することが可能です。また、フォトセル検出器の感度を調整することで研磨終了のしきい値が変更され、電解研磨によって得られる試料の穴のサイズを調整出来ます。研磨電圧及び電流を低く設定すれば、試料から選択的に金属イオンを分解すること(化学エッチング)が可能です。一方、電流値が一定になるまで電圧を上げていくと電解研磨が行われます。この電気化学反応により、金属イオンの溶解レートをコントロールし、高い再現性で高品質な観察試料を作成出来ます。

モデル120 アナログ電源

モデル120はモデル110ツインジェット電解研磨装置の制御を行うアナログ電源です。電解液の流量調整、研磨電圧の制御、研磨終了検知感度の調整、研磨終了時のアラーム通知などの機能を有します。
2つのアナログメーターは研磨電圧と電流値を示します。スイッチで電流のON/OFFを切替えることで、電解研磨を行うのか化学エッチングを行うのかを選択出来ます。アナログ電源と電解研磨装置は一本の接続ケーブルでリンクします。

モデル130 試料打ち抜きパンチ

精密な打ち抜きパンチとダイプレートの組み合わせにより、試料へのストレスやゆがみを防ぎます。スプリングが内蔵されたリターンプランジャーの働きにより、円板試料は常にダイプレート表面にもどされますので、ハンドリングが非常に簡単です。

モデル220 低温冷却槽

低温で電解研磨を行う場合には、モデル110と共にモデル220低温冷却槽を使用して下さい。
電解液の入ったガラス容器を液体窒素やメタノールなどの冷却媒で満たした冷却槽に入れることで、電解液が低温に保たれます。
2重壁構造をもつ冷却槽は絶縁効果が高く、電解研磨中の電解液および試料の温度を一定に保持します。天板にあいた穴からは、温度計を見ることが出来ます。電解液に対して耐腐食性の高い材料で作られています。

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